• 2018.4.22

食習慣が原因のひとつ、逆流性食道炎

胸焼けを起こす女性

食習慣はいろいろな病気に影響を与えます。逆流性食道炎も大きく影響うける病気の一つです。
胸焼けやむかつきなどの症状を感じるのは、胃酸によって食道が炎症を起こしているからです。
その原因の一つが食習慣にあります。

本来、胃液は食道と胃の間にある下部食道括約筋で逆流しないように抑えられています。
ところが消化の悪いものや刺激の強いものを食べるとなかなか分解されない状態で胃に居座ります。
早く分解したい胃は多くの胃液を分泌します。
その状態で圧迫され、括約筋が緩むような状態になると胃液が食道に流れ込みます。それが逆流性食道炎です。

特に食べ過ぎると胃を大きく弛緩させるため括約筋が緩み、胃酸も多くなることから逆流しやすくなります。
また、アルコールやコーヒー、炭酸飲料などの刺激の強いものも負担が大きくなります。
たばこは胃の粘膜を荒らしたり、血流を悪くしたりすることから消化を悪くします。

基本的には消化の良いものを適量でよく噛んで食べることが求められます。
なかなかそれをすることは難しいと思いますが、逆流性食道炎の予防するためには重要なことです。
特に治療中の人は悪化させないためにも注意が必要です。

食べる時間にも気をつける必要があります。夜寝る前に食事をとると消化しきれないものが残ったまま横になることになます。
そのため逆流しやすい状態になります。できれば就寝の2時間前までにはすませるようにしましょう。
そしてゆっくりとしっかり噛んで消化しやすい状態にするよう心がけまます。
どうしても寝る前に食べなければならない時は、おかゆなど消化が早いものを少量取るようにしましょう。

調理方法を変えてみるのも効果があります。
揚げるよりも炒めるか焼く、最も負担が少ないのは蒸す、茹でる、煮る方法です。
同じ食材でも一工夫するだけで影響が大きく変わってきます。
逆流性食道炎にならないためには、いろいろなアレンジを試してみたり、量を減らしてみたりなどの対策が重要です。

逆流性食道炎の症状が辛い方には、ネキシウムがオススメです。
ネキシウムにはエソメプラゾールと呼ばれる成分が含まれており、胃酸の過剰な分泌を抑えてくれます。
エソメプラゾールは個人差がほとんどなく、ほとんどの人が効果を体感できます。
ぜひ一度ネキシウムの効果について調べてみてください。

脂肪分の多い食事は逆流性食道炎のリスクあり

肉料理や揚げ物など油を多く含む料理が沢山あります。魚でもうなぎやトロなど油を多く含んでいる食材があります。
これらの食事をする時にはあまり多くならないように注意しましょう。また、よく噛んで細かくしてから飲み込むと安心です。

脂っこいものを食べすぎると胸焼けや胃もたれが起きることがあります。
脂肪分がそれだけ消化器官に負担をかけているからです。脂肪分は消化しにくいため分解するために胃酸を多く必要とします。
胃液を多く分泌して消化が進むように調整します。
分解の終わらない脂肪分が胃の中に残っていて、胃液の量が増えるとそれだけで逆流しやすい状況になります。

それに加えて、逆流を起こしやすい状態になる恐れもあります。
脂肪によって十二指腸からコレシストキニンと言う消化管ホルモンが分泌されます。
このホルモンは時間をかけて脂質やたんぱく質を分解するために使われる消化酵素です。
コレシストキニンは括約筋を弛緩させる働きもあります。食道にも胃からの逆流を食い止めている下部食道括約筋があります。
当然コレシストキニンの働きでゆるんでしまいます。

胃酸が過多の状態で下部食道括約筋が緩んでしまうと、逆流を抑えることができなくなり食道に流れ込みます。
胃酸は食道の粘膜を荒らして炎症を引き起こします。
このように脂肪分の多い食事をすると逆流性食道炎になるリスクが高くなります。

食事後で必ず胸焼けがするなどの症状が見られるような人は脂っこいものは避けた方がいいでしょう。
そのようなものばかりを摂取するような食生活を続けていると逆流性食道炎だけでなく様々な病気の原因になる恐れもあります。
治療中は食習慣の改善を心がけて消化器官に負担がかからないように注意することが必要です。

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