• 2018.4.25

意外と見落としがち!関節痛と生活習慣の関係性

慢性的な痛みを膝や肘、股などに感じる辛い関節痛は55歳を超えると、ほとんどの人が発症していると言われます。
関節痛の主な原因は、老化が原因の変形性関節症です。
関節の間でクッションの役割を果たしている軟骨が加齢によってすり減って損傷し、関節同士がぶつかり合うようになり痛みを伴う炎症を起こします。
主な原因は老化ですが、膝に負担をかける生活習慣も大きな原因になるのです。
なかでも肥満気味の人は、変形性関節症を発症する確率が高くなるのです。

膝に痛みがあると身体を動かすことがおっくうになり、その結果さらに体重が増加して肥満が進行し、骨を支える筋力も衰え、関節への負担も増します。
軟骨は20歳を過ぎると変性が始まるといわれます。
この時期から体重が増え、膝に負担をかけるような生活習慣を続けていると、変形性関節症の症状が出てきやすくなります。

中高年の人が健康を意識して始めたスポーツなどの生活習慣が、逆に関節痛の原因になるケースもあります。
野球肩やテニスひじのように特定の関節を酷使すると、変形や炎症などの関節障害を発症してしまうのです。
ハードなスポーツでなくても、ジョギングやウォーキングなど負担が少なそうなスポーツでも、老化で衰えている膝には大きな負担がかかるのです。
関節の強さを超えた無理を続け負担をかけ続けると、さらに症状が進行します。

良かれと思って始めた生活習慣でも、逆効果では意味がありません。
スポーツを始めたのに膝の調子が悪くなったという場合は、関節に負担をかけて悪化させている可能性が高いのです。

関節リウマチも関節痛の大きな原因のひとつで、炎症性関節障害とも言われます。
リウマチは自己免疫疾患で、腫れや関節痛のほかに微熱や倦怠感の症状に加え、指が変形してしまうことも。
痛みという点では同じですが、関節痛は関節そのものに問題があり、リウマチは免疫機能の異常から身体のあらゆる関節で炎症が発生します。
リウマチの進行に伴って関節痛の症状も進行し、リウマチの場合は関節そのものが変形してしまうのです。

生活習慣を気を付けることで、関節痛を予防できる

関節痛の治療は整形外科で行います。
医師による問診や歩き方の確認、レントゲン撮影などの検査を行い原因となっている病気を診断するのです。
初期の軽度な状態であれば、主に生活習慣の改善が指導されます。
症状が進んでいる場合の治療は、痛みを軽減する抗炎症薬や湿布を使う薬物療法、温熱療法と冷却療法などを行います。
症状が深刻な場合は、骨の切除を伴う人工関節置き換え手術などを行う手術療法があるのです。

関節痛は関節に負担をかけない生活習慣を意識すれば、予防することができます。
最もシンプルな方法は椅子を使うこと、正座は非常に関節に負担をかける姿勢です。
膝の痛みを意識したら、膝に負担をかけない椅子をメインに使うことをお勧めします。

そして関節痛の症状が出ているときは無理をしないで休ませることが大切、休むだけでも痛みが軽減されることもあるのです。
歩き方も早歩きをせず、ゆるやかに歩くことを意識するだけでも、膝への負担が軽減されます。
膝に負担をかけない適度なスポーツであれば、肥満を防ぎ、関節痛の予防にもなります。
スポーツをするときには、クッション性が良い靴を選ぶだけでも関節への負担が軽減されます。
張り切りすぎず、ゆっくりしたペースから始めることも大切です。

そして冷暖房のコントロールも重要です。
冷房の設定温度が低すぎると身体が冷えて血流が悪くなり、関節痛の痛みも増してしまうのです。
暑い季節にはクーラーの設定温度に注意しましょう。
冷えで痛みの症状が出た場合には、保温して温めると血行が改善され痛みが和らぐ場合があります。

関節痛は、気象状況にも影響されています。
特に多湿な雨の日は痛みが出る傾向があり、湿度が高いと炎症の原因となる物質ヒスタミンが増えてしまうためなのです。
関節痛は熱がない状態なら、身体を暖めることで改善されます。
雨の日に痛みが出やすいという人は、気象状況を意識するように習慣づけて、湿度が高くなるようなら除湿などの対策をとりましょう。

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